Excelは表計算ソフトの為、CSVファイルを開くときも、CSVでは「文字列」として認識していたものが、Excelでは「数値」として認識されてしまうことがあります。
その為、例えば「3-1」などの住所の番地が「2」と計算され( `=3-1` となってしまうため)、表示されてしまうことがあります。
こちらの問題は、Excelの「テキストファイルウィザード」や、「Power Query」を使用し、文字列指定をしてデータを読み込むことで解決することができます。
テキストファイルウィザードでの解決方法
① 「データ」→「テキストファイル」を実行します。
② ファイル取り込みのダイアログボックスが開きますので、取り込みたいCSVファイルを選択し、「インポート(M)」を選択します。
③ 「データのファイル形式を選択してください」のうち「カンマやタブなどの区切り文字によってフィールドごとに区切られたデータ(D)」を選択します。
④ 「区切り文字」から「カンマ(C)」にチェックを入れると、カンマのところに線が表示され、区切られたとなります。
⑤ データ内にある項目の中で、文字として維持したい列の表示形式に「列のデータ形式」から「文字列(T)」を指定し「完了」を押します。これで、CSVデータをそのままの内容で取り込むことができます。
※Excelでファイルを開くときはこの作業を毎回行う必要があります。
Power Queryでの解決方法
① 「データ」 タブの 「データの取得 & 変換」グループで、「Text/CSV」をクリックします。
② 「データのインポート」ダイアログボックスで、インポートするテキストファイルを見つけてダブルクリックし、「インポート」をクリックします。
③ 文字として維持したい列の表示形式に「テキスト」を選択し、データを取り込みます。